しなり体操とは

「しなり」とは?

力強い動きをするには体の「しなり」が重要となります。

野球、バレーボール、ハンドボール、ソフトボール、ボウリング、テニス、サッカー、ボクシング、バスケットボール、ゴルフ、陸上競技などのいろんなスポーツでは体をムチのようにしならせることで強い力が発揮できるようになり、投げる、蹴る、打つ、走るといった動作に大きく影響します。

腕を使ってボールを投げるような動作は、体のしなりを使うことで速さや距離に影響を与えます。

例えば、両足をそろえた状態で立ちボールを投げる動作をしてみてください(画像1)
腕を使うことで胸郭(肋骨の部分)が大きく回旋して腕のしなりを出すことができます。
このとき、肩の前面や胸の部分にもしなりが発生しています。  


では同じく両足をそろえた状態で腕を組んでください(画像2)
そしてボールを投げる動作をしてみてください(画像3)
体にどれほどのしなりを出すことができるでしょう?




腕のしなりに頼って投げ続けているといずれ肘や肩を痛めることになるのではないでしょうか?
(この腕を組んだ状態でもやり方によって大きな「しなり」は出せます)

背骨の動きによって「しなり」が発生するようにしておけば肩肘への負担軽減と、より強い力が発揮できるようになります。
注意しなければならないのは背骨の動きは自然と出せるようにしないとなりません。
意識して出していると良いしなりができずに、腰痛になる可能性もあります。

しなり体操ベーシックパターン

*肩や腰を痛めている場合はおこなわないでください。

 

しなり体操下半身バージョン

動画はアルペンスキー選手のバランストレーニング前に行ったものです。
体のタイプによって動きが変わります。こちらは回旋タイプ用のバージョンです。

*腰を痛めている場合はおこなわないでください。